Adobe Illustrator (ver. 5.5 8.0 9.0 10.0 CS CS2対応)

Illustratorデータ作成時の基本的な注意事項です。
(手順はMacG4 OSX9.2、Adobe Illustrator8.0、9.0、10.0とMacG5 OSX10.4.8、
Adobe IllustratorCSでおこなった画面です)
※ご質問等はE-mail(info@it-color.com)またはお電話(072-485-0379)にてスタッフまでお問い合わせください。

対応バージョン
Illustrator 5.5J ・ Illustrator 8.0.1J  ・ Illustrator 9.0.2J  ・ Illustrator 10.0.3J
Illustrator CS  ・ Illustrator CS2

各注意事項



書体はデータご入稿いただく際にトラブルになりやすいですのですべてのフォントに対してアウトライン処理することをお勧めします。

■アウトライン化の方法
すべてのロックおよびレイヤーのロックを解除し、すべてを選択(コマンド+A)してください。
選択後アウトライン化(コマンド+シフト+O)し「書類情報」でフォントが表示されなければ
アウトライン化されています。

■メニューバー → 文字 → アウトラインを作成で処理できます。



アウトライン化前

アウトライン化後


入稿前にカラー設定がCMYKカラーモードか必ず確認をしてください。
RGBカラーモードの場合はCMYKカラーモードに必ず変換してください。
新規書類作成の場合、カラー設定は必ずCMYKカラーモードに設定してください。

■カラー設定の確認はメニューバー → ファイル → 書類のカラーモードで確認できます。
新規書類作成の場合はカラーモードのCMYKにチェックを入れて作成ください。


カラー設定の確認

新規書類作成の場合


例)RGB3原色からCMYKに変換した場合です。


データ作成時の4色総ベタ(CMYKすべて100%)は使用しないでください
裏写りや印刷のトラブルの原因となります。
深い黒を表現されたい場合はBk100+C40+M40+Y40までの設定してください。
当社の濃度はBk100のC40、M40、Y40までとなります。
それ以上の濃度には対応できておりません。
当社では特色の印刷はお取り扱いしておりません。

濃度オーバーやカラー設定がRGBの場合は再度入稿頂くことになります。
※弊社でのデータ修正は行っておりません。予めご了承ください。




罫線の指示を塗りに設定するとモニターやプリントでは表示されますが印刷では反映されません。
罫線を設定するときは必ず線の方に色を入れて線幅を0.2pt以上で作成ください。
※0.2pt以下の罫線は印刷では線がかすれたり、印刷されない場合がございます。


× 罫線作成時、塗りに色を指定するのはNG

罫線作成時は線に色を指定する


データを作成される際は必ずデータサイズに対してトンボを付けてください。
仕上がりサイズの端まで色や写真等が入る場合は塗り足しを必ず付けてください。
塗り足しがない場合、断裁した際に紙の白場がでます。

■メニューバー → フィルター → クリエイトからトリムマーク作成してください。



トンボ作成

トリムマークからトンボ作成


色や写真等が入る場合は塗り足しを作成


Illustratorに画像を貼り込むには「配置」と「埋め込み」があります。

■配置
配置は画像データをリンクさせてる状態です。画像に関する情報はIllustratorには含まれておりません。ですので容量自体は軽いですがIllustrator上ではプレビューになっておりますので画像が粗く見えます。入稿時は必ずリンクデータもお送りください。
※画像に修正等を行った場合は必ずIllustratorを開き、「リンク更新」されているか確認し上書き保存してください。


■埋め込み
埋め込みは配置とは違い画像に関する情報はIllustratorに含まれる為、リンク切れや入稿忘れなどが回避できます。また画面での表示は「配置」とは違い簡易的な表示ではなく精度の高いものになります。入稿時Illustratorのデータ自体に
画像は必要ありませんが容量は重くなります。埋め込み機能はIllustrator7からとなります。
画像は必ずCMYKの画像を使用してください。RGBの場合は色が変わってしまう場合がございます。
※画像に修正等を行った場合は必ずIllustratorを開き、「置き換え」をして上書き保存してください。

■リンクパレット→右端のボタンから「画像を埋め込み」できます。


埋め込み前は にマークはありません。

埋め込み完了後 にマークが表示されます。



オーバープリントは色の上に色をノセることをいいます。基本的にブラックオーバープリントは当社で処理いたします。K100%以外のCMYKにオーバープリントの設定はしないでください。
K100%以外の色にオーバープリントを使うと色が変わってしまうのでご注意ください。
※意図的にCMYへオーバープリントの処理を行う場合はご発注時に出力見本または発注書等に明記しご指示ください。

■属性パレット からオーバープリントの有無を確認できます。


基本オーバープリントのチェックは外してください
 


Illustrator8.0、9.0のアウトプットの設定を行ってください。
データの全てを選択し属性のアウトプット値を800以上に設定してください。
設定されていない場合、滑らかな曲線で出力されない場合があります。

■属性パレット のアウトプットから設定してください。


 


ラスタライズの設定を下記の各バージョンごとに設定してください。※当社ではラスタライズの設定は変更いたしません。

Illustrator9.0
メニューバー →効果→ラスタライズ→ラスター効果設定
 


Illustrator10.0
メニューバー →効果→書類のラスター効果設定
 


IllustratorCS
メニューバー →効果→書類のラスタライズ効果設定
 


IllustratorCS2
メニューバー →効果→ドキュメントのラスタライズ効果設定
 



Illustrator9.0
メニューバー →ファイル→書類設定
プリント・データ書き出し 出力解像度:800dpi/ラスタライズ解像度:600ppi/グラデーションメッシュ:200ppi
透明 画質/速度:高品質/低速



Illustrator10.0
メニューバー →ファイル→書類設定
プリント・データ書き出し 出力解像度:800dpi/グラデーションメッシュの解像:200ppi
透明 ラスタライズ/ベクトル設定:100/ラスタライズ解像度600ppi



IllustratorCS、CS2
■メニューバー →ファイル→ドキュメント(書類)設定→透明→カスタム
カスタムの透明分割・統合オプション ラスタライズとベクトルのバランス:100
  ラインアートとテキストの解像度:600ppi
グラデーションメッシュの解像度:200ppi





各アプリケーション注意事項 

Photoshop I Illustrator I In Design I Quark XPress I PDF I 出力見本作成